仕事用のメール、用意したほうがいいですよね?
そうですね、プライベートのものと分けておいた方がいいですね
infoから始まるアドレスが必要ですか?
そうとは限りませんよ!
ビジネスを始めるにあたって、メールアドレスは必ず必要になります。プライベートのメールとお客様からのメールが混ざってしまうと困るので、ビジネス用のメールアドレスを用意しましょう。
ビジネス用のメールアドレス、と聞くと、info@xxxxxxみたいに@マークの後は屋号じゃないと、そのために独自ドメイン取らないと、なんて考える方もいらっしゃいますが、決してそうとは限りません。
メアドの種類
まずは、メールアドレスの種類を整理しておきましょう。
キャリアメール
携帯電話についてくるメールアドレス。xxx@docomo.ne.jpとかxxx@au.comとか。「携帯電話についてくる」と書きましたが、それは大手キャリア3社に限ったことで、最近始まったahamoなどの新料金ブランドや格安SIMだとなかったりしますね。
フリーメール
GmailやOutlook、Yahoo!メールなど、登録することで無料で誰でも取得できるメールアドレスです。AppleユーザーならiCloudメールを使っている人も少なくないかもしれません。Androidユーザーなら、Gmailアドレスをお持ちなのではないでしょうか。
Yahoo!アドレスを持っている方も多いかもしれませんが、Yahoo!はどちらかと言うとプライベート感があります。Gmailは個人事業主ならビジネスに使っている人も多く、Gmail同士だと迷惑メール判定されにくいといった利点もあります。
独自ドメインのメール
xxx.comやxxx.netといった独自ドメインを取得すると、そのドメインのメールアドレス(@の後ろが独自ドメインのアドレス)が使えるようになります。企業の場合は多くが会社名の入った独自ドメインを持っていて、社員はそのメールアドレスを持っています。
仕事に使うには?
1番オススメは独自ドメインのメール
ビジネス利用で考えた時、ベストなのはinfo@独自ドメインのアドレスです。独自ドメインは屋号などにすることが多いでしょう。取っておけば将来的にHPを持つことも可能です。
ただし、ドメイン自体は年額1,000〜2,000円程度とは言え、有料になります。また、メールアプリ等で送受信することになりますが、その設定が少し難しいかもしれません(ただし、Gmailでの送受信も可能)。
Gmailでも問題なし!
独自ドメインのハードルが高そう、ということだったり、屋号もまだ決めていないのでどんな独自ドメインを取っていいかわからない、ということなら、Gmailでも大丈夫です。法人ならともかく、副業個人や個人事業主なら全く問題ないでしょう。
アカウントの取り方としては、屋号or個人名@gmail.comでOK。お客様が見たときに、誰からのメールかなるべくわかりやすいものにしましょう。
Yahoo!メールやキャリアメールはやめよう
Yahoo!メールは先ほども書いた通り、プライベート感が強いです。また、キャリアメールも同様。なのでやめた方がいいですね。
キャリアメールはMNPの際に持ち運びできるようになるとかなったとかありますが、基本的にはキャリアや端末に依存するものなので、そういう意味でもビジネス用としてはお勧めできません。
独自ドメインのメアドの持ち方
独自ドメイン取得+レンタルサーバー
独自ドメインを取得し、レンタルサーバーを借りて、そこでメールを運用する方法です。
私は、ConoHa WINGというレンタルサーバーを利用し、ドメインもそこで管理しています。他には、エックスサーバーもよく使われていて、ConoHa同様、サーバー契約と同時に独自ドメインの取得が可能です。
- ConoHa WING
:レンタルサーバ(独自ドメイン取得も可能) - ロリポップ!
:レンタルサーバ(独自ドメイン取得も可能) - エックスサーバー
:レンタルサーバ(独自ドメイン取得も可能)
ロリポップ!でもエックスサーバーでもConoHaでも、サーバーを借りるとドメイン無料といったキャンペーンを打っているので、それをうまく利用するのがオススメです。
独自ドメイン取得+Google Workspace
Google Workspaceというサービスがあります。Googleの様々なクラウドサービスを利用することができる法人向けサービスです。これを使って、独自ドメインのメールの運用ができます。
例えば、ペライチを使ってサイトを作って、独自ドメインもペライチで取得された場合など、レンタルサーバまでは要らないんだけど…というケースにはこちらもオススメです。
ドメイン会社の独自ドメインメールサービス
とりあえず独自ドメインのメールだけ使いたい、という場合。お名前.comがやっている「お名前メール」や、ムームードメインのやっている「ムームーメール」というサービスがあります。
とにかく低価格で運用できるので、お金をかけたくない、Webページ等作る予定は当面ない、という方にはピッタリです。
フリーメールならGmail
ビジネス用アカウントを作ろう
独自ドメインは取らずにおくなら、Gmailを取得しましょう。「取らずにおくなら」と書きましたが、独自ドメインのメールアドレスを用意するにしても、Googleアカウントは絶対にあった方がいいので、Gmailは一つ用意しましょう。
すでにプライベートでGmailを使っている方も、別にビジネス用のアカウントを取得することをオススメします。アカウントは複数作れますし、スマホアプリでは各アカウントのメールをまとめて見ることも、簡単にアカウントを切り替えることもできます。
私自身、最初は分けていなかったのですが、色々なメールやメルマガなどが溜まるようになってしまったので、後からビジネス用を作成。色々と登録のし直しなどが必要になってとても面倒だったので、最初のうちに分けておくことを強くオススメします!
登録は簡単
登録はめちゃくちゃ簡単です!詳しくは別記事で解説していますので、こちらをご覧ください。
機能も充実
Gmailは、メーラーとしての機能も充実しています。「ラベル」を付けることでフォルダ分けのようなことができます。フォルダと違うのは、一つのメールに複数のラベルを付けられること。
「自動フィルター機能」で、一定の条件(件名や送信元アドレスなど)によって特定のラベルをつけたり、受信箱をスキップさせたり、ということも自由自在。
もちろん、ラベルとは関係なく、メール全体の検索機能も便利です。特定のキーワードを含んだメールを拾うことができるので、「誰のどのメールで見たっけ?」という時も探し出すことが可能。
迷惑メールフィルターも優れているのでスパムに困るということはほとんどありません。
Googleのいろんな機能が使えます
Gmailを登録すると、Googleのクラウドサービスがたくさん使えます。前述のGoogle Workspaceで使える、と書いたクラウドサービスのうちのほとんどは、Gmailアカウントを持っているだけで使えます。
例えば、サービス提供後のアンケートにGoogleフォームを使うとか、セッション等予約系のサービスをされる方なら、予約システムとGoogleカレンダーを連携できたりとか、発信にYoutubeを使う場合もYouTubeはGoogle傘下なのでGoogleアカウントが必要になります。
他にも色々なサービスが使えるようになるので、その一覧は下記ページをご覧ください。
迷っている方は…
メールアドレス、どうすればいいか迷っている…という女性起業家は、とりあえずGmailを用意しましょう。女性起業家の場合、インフラの整備よりもまずは発信が大切になってくるので、独自ドメインは後からでも全く問題ありません。
逆に、1人起業でも法人登記されているようなお仕事の場合は、信用という意味でも独自ドメインの取得をオススメします。
いつでも投げ銭大歓迎♬