ママ向けコミュニティスペースプロジェクト、オープンまでの道のりをリアルタイムで赤裸々に語っていきます!
今日は、大変重要なお知らせです。
お金の問題と見せかけて
今年の初め、ぼんやりと「ママのためのスペースが作れたらなぁ」と思い描き、4月には福岡へスペースの見学へ。
3年後くらい…と思っていたところから、6月中旬に補助金の話が舞い込み、年内プレオープンを目指して動いてきたことは、このブログでもお伝えしてきました。
実は、その間ずっと一番の懸念事項は、お金のことでした。
これまで、家庭とのバランスを取りながら、ゆるゆると仕事をしてきていたので、開業届は出しているものの、大した稼ぎもありませんでした。
そもそもの貯金、事業資金の準備もないのは、貯金残高の記事でもお分かりかと思います。
モヤモヤしたり、挫けそうになりながらも、「なんとかなる!」「なんとかする!」と思ってここまでやってきました。
せっかく補助金も通ったし、たくさんの方に応援もしてもらってるし、「お金がないから…」と諦めるのは嫌だったんですよね。
一昨日、物件契約のための残金の請求書が届きました。出せる額ではあるし、今請け負っている仕事で入ってくる予定もあるのですが、この先も物品購入のために出費が続くことを考え、モヤモヤ。
一刻も早く、融資の申し込みをしないといけない、とは思っているのですが、まだ、府の補助金を申請したときに「とりあえず」で作った事業計画しかなく、現時点での資金計画ができていません。
お金の計画は苦手な方なので、かなり気合を入れて取り組む必要があるのですが、余力がなく手をつけられていませんでした。
翌朝も早くから、落ち込んだり、モヤモヤしたり、国金で思うような融資が受けられなかったらどうしよう、と心配したり。
とにかく借りられるところから借りて、返せばいいんだ、という気持ちで開き直ったり。
やめる、という選択肢にはならないものの、お金の問題がずっとぶら下がっていました。
家庭の問題いろいろ
話はちょっと変わりますが、実は、「家庭とのバランスをとりながら」と言いながら、現在、家庭には問題なし!と言い切れる状態ではありません。
小4になる長女は、以前から感じていたのですが、ADHDなのかも?と思うところがあります。私自身もそういう気質はあるので、長女のことはよく理解できるし、特別に難しさを感じていたわけではないのですが、4年生になった今、本人が学校生活に難しさを感じるようになりました。
具体的に言うと、片付けや整理整頓がとても苦手で、出したものを片付けられない、持っているものを無意識であちこちに置く、思いついたことはすぐ行動にしてしまう、嫌なことはとにかく後回し、忘れ物が多い。
そういった部分は、親がカバーできれば一番なんでしょうけど、私自身も苦手な部分なのでカバーしきれずw でも、本人も特段、困っているようでもなかったのです。
ただ、学校での授業の45分間、じっと授業を聞くのが辛い、と、学校を休んだ火曜日に教えてくれたのです。休み時間や、教室の外に出る体育などの授業は大丈夫らしいのですが、通常授業だと息苦しく感じ、授業中にトイレに行ったり、ときには頭痛や腹痛で保健室に行っていることもあるらしいのです。
実は、2年生の3学期にも1週間ほど、「行きたくない」と学校を休んだときがありました。2年生の担任は、女性でしたが割と厳しめの先生で、楽しく無くなってしまったようでした。
その時は1週間休んで気が済んだようで、その後は普通に行っていましたし、3年生の担任は若い女性の先生で、授業も楽しく、図書室が教室からすぐだったこともあり、ほとんど休むこともなく通っていました。
4年生も1学期はしっかり通っていたので安心していたのですが、2学期になって徐々に、朝から「しんどい」「休みたい」と言う日が増えてきていました。最近では、遅れて登校しても「今日、保健室行ったわ」と言う日が時々あり、帰ってくるときは友達と一緒に楽しそうに帰ってくるのですが、翌朝はまた気が進まないようで、心配していたところでした。
やりたいことはやらないと気が済まないタイプで、寝るのが遅くなることもあり、睡眠不足が主な原因、朝だけの問題だと思っていたのですが、授業をじっと受けるのが辛い、ということを聞き、これはやっぱり、専門家に一度相談してみた方がいいのかもしれない、とちょうど夫と話していたところでした。
「ママって楽しい!」を全てのママに
そんな長女のことを考えたとき、やっぱりこれまで以上に気にかけることが必要なのかな、と感じました。5歳下の妹に気分次第で意地悪をすることもあり、私自身に充分な余裕がないため、次女と同等に長女に接することができていない、少なくとも本人がそう感じているのではないか、と思うところもあったのです。
このままコミュニティスペースの事業を進めていけば、ますます私自身の余裕がなくなって、専門家の助けをもらっても、充分に彼女をケアすることができないんじゃないか、と思いました。
「まだまだ余裕ありそう」と周りの人には言われていて、実際、仕事をする時間は以前と変わらず、前より少し濃度が濃くなったかな、という程度で回していましたが、家族に対しての接し方を振り返ったとき、やっぱり少しずつ余裕がなくなっている、と気付きました。ここから本格的に動いていきながら、資金調達のために制作等の仕事もしっかりやっていくとなると、自分の時間・家族との時間を削るしかなく、精神的余裕ももっとなくなってくると思います。
もちろん、それくらい注ぎ込まないと事業は成功しない、という部分もあるかもしれませんが、自分がそこまでやりたいのか?家族にも負担を掛けてまで、今この事業を成功させたいのか?と考えてみたとき、答えは「NO」でした。
やっぱり、私のミッションは「ママって楽しい!」を全てのママに、なんです。“仕事も家庭も大切にしたいママ起業家が、無理せず、それぞれのペースでステップアップすることを応援”したいと思っています。そのためには、私自身が家庭も大切にして、「ママって楽しい!」と言える状態でいたいんですよね。
心の声に従って
そこに気づいたとき、この事業を一旦ストップする、ということへの躊躇がなくなりました。
モヤモヤしながらも、お金の理由で止めるのは「何か違う」と感じていて、やめるにやめられないような感覚、大変でもやめたくない、という気持ちだったのですが、家族のため、子どものため、と思うと「今じゃなくていい」とすんなり納得できたのです。
まだ今はスタート地点。止めるなら今のうち。
せっかくここまで来たのに、スタート地点に立てたのに、走り出さずに終わるのは残念な気もするのですが、スタート地点に立てる、ということがわかっただけでも収穫だと思っています。
やる気になれば、またここに立てるはず、と。
たくさんの方に応援していただいていたし、「やりたい」と声に出して行動していけば、ママだって夢を叶えることができる、ということを体現したかった。せっかく掴んだチャンスなので、手放したくなかった。
でも、私の心の声が「今はそれじゃない」と言っているので、「やりたい」という心の声に従ってここまで来たように、今回も心の声に従って、一旦白紙に戻そうと思います。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。