ブログ記事を書くのに時間がかかってしまって…
ChatGPTなどの生成AIを使ってますか?
難しそうでまだやったことないんです
じゃあ、ブログ記事執筆のための使い方をお伝えしますね
はじめに
私も、当初はどう活用していいかわからなかった、生成AI。
ですが、ワードプレスで検索から見つけてもらうこと、を改めて考えたとき。
SEO対策したブログ記事を量産することは最重要事項で、そのためには自力で頑張るよりChatGPTの力を借りた方が断然早い!と気づき、学びを深めようと思いました。
今回は、「ChatGPTで超効率・超改善コンテンツSEO」という本で学んだ内容を、私なりの解釈も含めてシェアします。
この本は、ワードプレスでSEO対策のブログ記事を書くにあたって、ChatGPTをどう活用すればいいか?について、具体的なプロンプトまで交えて書かれている書籍です。
SEO対策のために大切な2つの点
コンテンツづくりにおけるSEO対策には、ざっくり
- ペルソナ設定
- キーワード選定
- titleやdescriptionの設定
- キーワードを含んだ記事の作成
という手順があります。
一つ一つ、それなりに時間のかかる作業ですが、実はこのほとんどの手順で、生成AIの力を借りることができるのです。
重要なのは、
- Googleの身になって考える →求められるコンテンツの質を理解する
- 生成AIの身になって考える →必要なプロンプトを作成する
という2つの点。これができれば、時短で効果的なコンテンツを作成できるのです。
求められるコンテンツの質を理解する
「Googleの身になって考える」とはすなわち、【求められるコンテンツの質を理解する】ことです。
この記事をお読みのあなたも、Googleを使って検索をされることがあると思いますが、その際は何かしらの情報を得たくて検索するはずです。
例えば、「SEO対策 自力」と検索して、自分でできるSEO対策について説明があれば「求めている情報が得られた!」とハッピーになりますが、その記事を書いている会社のサービスのアピールばかりであれば、「思った情報と違う…」とアンハッピーになりまよね。
Googleは検索エンジンとして、検索している人をハッピーにするために存在しているので、検索者の意図に近いコンテンツを持つサイトが、より高い評価を受けます。
それが、【求められるコンテンツの質を理解する】ということなのです。
必要なプロンプトを作成する
そして、「生成AIの身になって考える」とは…
ChatGPTなどを多少なりとも触ったことのある方はご存知かもしれませんが、生成AIは「プロンプト」と呼ばれる指示の出し方によって、返ってくる回答の質に大きく差が出ます。
生成AIが理解しやすい指示を出すことで、より意図するものに近い回答が返ってくるようになります。
人間同士の会話でも、相手に伝わる語彙や言い回しを使うように心がけることで、自分の言いたいことがより伝わりやすくなるのと同じことです。
国語が得意で、誰が読んでも読みやすく、正しく理解してもらえるレベルの文章が書ければ、特にプロンプトを気にする必要がない場合もありますが、文章に自信のない人であれば、正しいプロンプトの作り方を覚えておくことで、効率の良いやり取りができるようになります。
「求められるコンテンツの質」が担保された回答を得るためには、生成AIが理解しやすい言葉で指示を出す、つまり【必要なプロンプトを作成する】ことが重要になってくるのです。
SEO対策に生成AIをどう活用していくのか
では、ここからは、具体的にどんな風にSEO対策に生成AIを活用するのかを見ていきましょう。
コンテンツづくりのSEO対策には、以下の4つの手順がある、と書きました。
- ペルソナ設定
- キーワード選定
- titleやdescriptionの設定
- キーワードを含んだ記事の作成
ここでは、各項目を一つずつ説明します。
ペルソナ設定
ペルソナ設定は、ターゲット設定とは違い、一人の具体的なお客様像を描きます。
どんなところに住んでいて、どんな家族構成で、どんな仕事をしているのか。
どんな生活を送っていて、どんなことに興味があり、どんな悩みがあるのか。
これを事細かく設定することで、ペルソナのニーズに応える発信ができるようになるわけです。
実際にいらっしゃるお客様を思い描くのがいい、と言われたりしますが、なかなかピッタリの人がいなかったり、起業初期でお客様がまだ少ない場合、ChatGPTの力を借りるのも一つの手かもしれません。
具体的なプロンプトはこんな感じです
### 指示 ###
下記条件をもとにペルソナを設定してください。
条件:
・40代女性 ・起業して3〜5年目
・親子英語講師
・SNS(主にInstagram)で集客
・もっとレッスンの準備や学びに時間を使いたい
文脈(背景):
ブランディングを得意とするWebデザイナー「〇〇花子」
このプロンプトで指示を出すと、
- 【属性】
-
名前、年齢、職業、起業年数、居住地、家族構成、教育背景など
- 【パーソナリティ】
-
性格、興味・趣味
のほか、
- 仕事の詳細(業務内容・集客方法・目標)
- 課題(時間の使い方・集客の多様化)
- 技術スキル(SNS運用・ITリテラシー)
など、事細かく設定してくれます。 ぜひ、一度お試してください。
キーワード選定
ペルソナが決まったら、次にキーワードの選定を行います。
ペルソナがインターネット検索によってWebサイトを見つけてくれるよう、対策を取るのが「SEO対策」です。
検索をするときには、1つないしは複数のキーワードを入力して、表示された結果の中から、自分のニーズに合いそうなWebページを見ていきますよね。
その『キーワード』をどのようなものにするか、リサーチの上で決定していくのです。
このとき、キーワードの選定自体は、Google TrendsやGoogleキーワードプランナー、ラッコキーワードなどのツールを使い、検索ボリュームや検索数の変化、競合の多いワードなのかどうか、関連キーワードなどについてしっかりリサーチする必要がありますが、そもそもどのようなキーワードをリサーチ候補として挙げるか?を考えるとき、生成AIの力を借りることができます。
例えば、上記ペルソナ設定のプロンプトの回答のあと、
### 指示 ###
検索キーワードの候補を30個あげてください。
条件:
・このペルソナが検索する
・「〇〇花子」に辿り着きそうなもの
このようなプロンプトで指示を出すと、さまざまなキーワードの候補を挙げてくれますので、その中から自分に合いそうなものをピックアップします。
もし、提示されたものが思っていたものとかけ離れているようなら、条件を付け加えるなどして、精度を高めていきましょう。
提示されたキーワード候補は、必ず前述のリサーチツールを使い、適切な検索ボリュームがあるか、競合が多すぎないか、などをチェックしてから決定しましょう。
titleやdescriptionの設定
ブログ記事を始めWebページのSEO対策においては、titleタグとmeta descriptionタグがとても重要です。
Googleなどで検索をかけたとき、リンクが設置されたページ名のような部分とその説明となる部分がズラッと並びますが、このリンク部分がtitle、説明の部分がdescriptionです。
このtitleとdescriptionに狙っているキーワードを適切に含めることが、上位表示のための重要な要素となります。
title生成のプロンプト
そこで、以下のようなプロンプトを使って、titleの候補を抽出します。
### 指示 ###
titleを10個提案してください。
文字数は24文字以内で書いてください。
条件:
・”ホームページ”と”集客”と”必要性”とその関連語句を必ず用いてください。
・【】や:などの装飾は使用不可です。
生成結果は次の通りとなりました。
自分が書こうと思っている記事にぴったりくるものがあればそれを選び、なければ条件の変更等、指示の出し直しをして良さそうなものを生成させます。
descriptionのプロンプト
titleが決まれば、次にdescriptionも考えてもらいましょう。
descriptionは、PCでは65〜100文字程度、スマホでは50〜60文字程度が表示されると言われています。
そのため、
- キーワードは必ず50文字以内に入れる
- 全体として100文字程度とする
ことに留意して生成します。
プロンプトとしては次のように記述します。
### 指示 ###
descriptionを10個提案してください。
文字数は150文字程度で書いてください。
条件:
・”ホームページ”と”集客”を文頭から50文字以内に組み入れ、その関連語句と”必要性”も必ず用いてください。
・【】や:などの装飾は使用不可です。
文字数のところですが、100文字程度、と書くと何故かそれよりも少なく、60文字程度の文章になってしまうことが多いです。
なのでその辺りは調整が必要で、私が試した際には150文字程度とすることで100文字程度の文章になりました。
ワードプレスにSEO関係のプラグインを導入していると、各ページごとにtitleやdescriptionを入力する箇所があるので、そこへ決まったtitleやdescriptionを入力します。
キーワードを含んだ記事の作成
ここまでできればあとは記事を書くだけですが、記事を書くのにもChatGPTを使って効率化を図りましょう。
本文中に組み入れるキーワードを抽出する
まずは、descriptionの中から自立語を抽出します。
### 指示 ###
下記文章において、自立語を抽出して並べてください。
“””
ホームページの集客力は、ビジネスの成長に直結します。集客のために必要な要素を備えたホームページの重要性を解説し、効果的な運用方法をお伝えします。ビジネス成功への第一歩としての役割を探ります。
“””
そうすると、このような結果が出ます。
ここで出てきた単語を記事本文にも組み入れていくことで、「求められるコンテンツの質」という点でも効果的な記事を作成することができるのです。
アウトラインを作成する
次に、アウトラインをChatGPTに考えてもらいます。
### 指示 ###
ブログ記事のアウトラインを作成してください。
条件:
組み入れる言葉を必ず使用してください。
PREP法に基づいて構成してください。
ブログタイトル:
集客におけるホームページの重要性
組み入れる言葉:
「ホームページ」「集客力」「ビジネス」「成長」「集客」「要素」「ホームページ」「重要性」「解説」「運用」「方法」「ビジネス」「成功」「第一歩」「役割」「探る」
PREP法とは、文章構成を考えるフレームワークの一つです。似たようなものにSDS法もあります。
- Point=結論・要点
- Reason=理由
- Example=具体例
- Point=結論・要点
- Summary=要点・結論
- Details=詳細
- Summary=要点・結論
このPREP法やSDS法のように、最初に一度結論を述べる書き方をすると、検索エンジンのロボットにとってもユーザーにとっても読みやすく理解しやすいものになります。
記事本文を作成する
作成されたアウトラインがしっくり来れば、そのまま自分で記事を書いてもいいし、本文もChatGPTに書いてもらうことも可能です。
ChatGPTに書いてもらう利点は、やはり時短という点に尽きます。ただ、5000文字程度のボリュームの記事にしたいと思ったとき、一気に書いてもらうことは難しく、試しに4000〜6000文字の記事執筆を依頼した際には、回答の最後に
この初稿はおよそ2,000文字程度ですので、さらに具体例やケーススタディ、詳細な解説を追加して、最終的に4,000〜6,000文字に仕上げます。
と書かれていました。
つまり、ある程度のボリュームのあるブログをChatGPTを使って書く場合、アウトラインの項目ごとに書いてもらうようにして、最終的にトータルの文字数を調整する、といったことが必要です。
また、文調や使う語彙など、普段の自分の各文章とはかけ離れたものになっている場合は、細かな手直しも必要となります。
そういうことを考えると、長文を書くことが割と得意な方の場合は、アウトラインまでを生成AIに任せ、本文は自分で書いてしまう、という方が結果的には早く終わるかもしれません。
まとめ
長くなりましたが、ブログ記事を作成するにあたってどのようにChatGPTを活用すればいいか、具体的なプロンプトも交えながらご紹介しました。
書籍では、まだまだSEO対策に関する細かなテクニックやそこに対するChatGPTの活用の仕方なども記載されていましたが、ブログ執筆が本業ではない女性起業家さんの場合、ここに書いたことができればまずは充分です。
せっかくワードプレスサイトをお持ちなら、生成AIを活用してSEO対策のブログ記事を量産し、自分が仕事をしている間やオフの時間を楽しんでいる間も、ホームページにしっかり働いてもらいましょう!
せっかくサイトを訪れてくれたユーザーをがっかりさせないためにも、どんな人がどんなサービスを提供しているのか、すぐに辿り着いてもらえる導線もしっかり整えておきましょうね。
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